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大学院志望の方へ

ー 2024年に創設されたばかりの新しい研究室です。研究室見学はいつでも歓迎です ー
新しい装置を一緒に1から作り上げるチャンスです。新しいことが好き、人と違うフロンティア研究がしたい、または、測定技術を初めから学びたい方はぜひ見学してください。
学内外からの共同利用・共同研究者が活発に出入りしており(2026年度前半は24研究課題の予定)、全国の研究者・院生と幅広い物性研究に触れる機会が多いのも当研究室の特徴です。

北川研は東京大学理学系研究科物理学専攻A4サブコースに所属しています。
令和9年度入学の物性研究所および物理学専攻の大学院進学ガイダンスが、2026年5月9日及び5月23日にそれぞれ行われます。

なぜ超高圧か

圧力は物質の基底状態を連続的に変化させる、もっともクリーンなパラメータの一つです。不純物を導入せず、格子定数を制御できる。量子臨界点へのアプローチ、トポロジカル相転移の誘起、新奇超伝導の探索——これらすべてに圧力は強力なツールです。

しかし問題があります。数万気圧を超えると、磁気的な物理量がほとんど測れなくなるのです。

試料サイズが100μm以下になり、磁化測定やNMRの感度が激減する。中性子散乱といった大型施設での測定は高圧セルを透過しづらい。そのため、強相関電子系の最も興味深い領域——量子スピン液体や異方的超伝導が現れうる超高圧相——で「スピンが何をしているか」は、実験的にほぼブラックボックスのままです。

当研究室が解こうとしているのは、この問題です。

当研究室は最先端の超高圧下磁性測定手段を用いて強相関電子系の量子相転移を研究するだけでなく、光をプローブとした新技術を用いて従来の物理量と磁気的な物理量を同時に観測可能な新しい高圧力発生装置を開発しています。